米国株の勉強

米国株暴落、FED金利上げの30年歴史間を見てから対応

2022年1月27日(木)2021年12月末から米国を代表するS&P500指数(アメリカ超優良株500社パッケージ)高値から10%以上下落

ナスダック指数(アップル、グーグルなど技術株、成長株が多いパッケージ)15%以上下落

この時に、皆さんは、どのように考えますか?

ある人は、怖くて売ろうと思っているかもしれませんし、ある人は、値引きされた価格でチャンスだと思っているかもしれませんね。

また、ある人は、拾えるお金がなくて見ているしかない状況かもしれませんね。

この記事は、以下の方に役に立ちます。

・米国金利上昇時の30年の歴史を通じて、心の準備をしながら、少しでも今のうちに買っておきたい方

・過去、米国がいつ金利を上げて、当時、市場の雰囲気はどうだったのか知りたい方

結論から先に話しますと

近年、30年の間、金利上昇時期は?

1.1994年2月~1995年2月(1年間)

・3%ー>6%(3%増加)

・1年間:S&P500(1%上昇)

・副作用:途上国IMF(メキシコ、タイ、韓国など)

2.1999年5月~2000年5月(1年間)

・4%ー>6%(2%増加)

・1年間:S&P500(9%上昇)

・副作用:サンフランシスコの莫大な失業者増加

3.2004年6月~2006年6月(2年間)

・1%ー>5%(4%増加)

・2年間:S&P500(13%上昇)

・副作用:2008年リーマンショック(これは、金利上げても不動産バブルを止めず、)

4.2015年12月~2018年12月(3年間)

・0.5%→2.5%(2%増加)

・3年間:S&P500(20%以上上昇)

・副作用:コロナショック(偶然?)

金利上げる直前に市場一時下落

歴史から学び

1.上昇幅は違いますが、S&P500指数は上昇

2.過去の水準に引き上げる傾向が見られるので2.5%~3%までは引き上げる可能性あり

3.金利上昇終わった後一つテンポ遅く経済危機が来る可能性、現金準備必要

 

不安な時は、過去の事例見た方がいいと思います。底が分からず、掴めない不安は、パニックになって米国優良株を売ってしまう可能性があるので、私もこの時期は、勉強兼ねて皆さんと共有したいと思い、整理しています。

結論から見ていただいてると思いますが、金利上昇時も米国超優良株上昇しているので、全然大丈夫ですよといいたいですが、皆さんが知りたいのは、それだけじゃない!!と思います。

単純に金利上昇時も米国株市場は上昇しましたと言うよりは、

あの時は、何故上がって?、どれくらい上昇したのか?、また、どんな理由だったのかがもっと知りたいと思うのではないでしょうか?

1.1994年2月~1995年2月の間米国基準金利を3%から6%まで引き上げたのですが、その時、S&P500指数は1年間1%上昇でした。

1%上昇したからすごいね?ということではなく、世界をリードする米国株市場も基準金利の上げる速度についていけず、相当苦労したんだね。という感想も言えます。

アメリカがギリギリ保ったんですよ。途上国はどんだけ苦しい時期になるのか。。。

その結果、1995年メキシコからIMF(アジア通貨危機)になってしまい、米国もびっくりして、金利を急いで下げたのですが、ご無用でした。

私は、韓国人ですので、1997年のタイ及び韓国IMF(アジア通貨危機)は、小さい頃でしたが、はっきり覚えていますね。

高度成長期を経て、企業がどんどん成長していき、ドルを借りて、色んな投資をしていき、どんどん大きくなる時期だったのに、一気に大企業を含め、多くの企業が潰れ、リストラされ、失業者が多く出る時期でした。

国の中に、ドルがなくて、一般の全国民から金(ゴールド)を集める運動を行ったりしていた時期ですね。

こう見ると本当のお金はウォンではなく、ドルを持っておくのがどれだけ大事なのか気づくことですね。

韓国を含め、途上国の投資家たちは、1990年代半ばと2022年の今が似てるのではないか?と予想している投資家たちも多いようです。

米国は、今まで通りに金利急激に上昇をさせ、その結果、米国も苦労し、途上国は、またIMF?と不安に思っているところだと思います。

2.1999年5月から2000年5月まで1年間金利を急激に引き上げました。

4%から6%まで約2%を引き上げました。株市全体がバブルだった時期ですので、その時期は、どんどん上げってましたね。

S&P500指数は、1年間9%上昇しました。もちろん、金利を引き上げることで、バブルが収まったのですが、その後、長い長い低成長期を迎えます。

金利を早く引き上げると利点もありますが、副作用もあります。

当時、サンフランシスコに数多くの失業者たちがあふれ、FEDがそれを扶養するために、金利を6%から1%まで引き下げました。

金利を下げて、市場にお金が流れるようにして、経済を刺激するのもいいのですが、金利下げにも副作用がありました。

それは、不動産バブルなんです。

お金は、少しでも利益がでるところに移動する傾向がありますが、その場所として、不動産にお金が集まる傾向が強いですね。そうなると不動産の価格がどんどん高くなり、バブルになります。

3.不動産の価格が熱くなるので、FEDは、急いで、2004年6月から2006年6月まで金利を早く引き上げまして、2年間で1%から5%に引き上げました。

その時の株市場は、2年間13%上昇し、その後も続けて上昇しました。

急激の金利上げは、何らかの経済危機をもたらす。

熱くなった不動産の価格を抑えるために、FEDは、金利を急激に引き上げますが、金利をあげたからといってすぐ不動産の価格が下がることもないんですね。時間差があります。

FEDは、目に見えるほど効果がでるまで、金利を継続に引き上げるので、不動産の価格が下落した時は、他の副作用がでます。

例えば、FEDが、基準金利を上げると住宅ローン(不動産ローン)の利子にも影響があり、住宅ローンんの利子も上がります。

その時、住宅ローンには、信用ランクがありまして、プライムランクとサブプライムランクがあるんですよ。

プライムランクは、信用がよくて金利も割りやすく借りれるんですね。それに金利が上がったとしても耐えれる体力がある反面、

サブプライムランクの方は、もともと金利が高くて辛いのに、また金利が上がってしまうともっと多くの利子を払わないといけない状況になってしまいます。

その利子を耐えられなくて、その不動産を売ろうとしたりするが、売れなくて不動産の空室ができ、債券の損失になり、それを担保にした債券派生商品が大規模の損失を請け負うことで、2008年グローバル金融危機に繋がります。

その後、ゼロ金利を2015年まで維持していました。

その後、

4.2015年12月から2018年12月まで3年間金利を上げ続けましたが、その時期には、早く金利を引き上げることができなかった理由として、

ヨーロッパ財政危機、中国ショックなど間、間には経済危機が存在していて、早く金利を上げることができなった時期です。

回復するのに7年間もかかりました。つまり、経済が回復するのに、FEDが待ってくれたということになりますかね。

FEDは、7年間、ゼロ金利を維持した後2015年12月金利を上げました。長期的に回復時間を与えたにも関わらず、金利を上げる直前に金利を上げるショックにより株市場全体が下落しました。

この時期にも米国株市場全体も、不動産も上昇しました。3年間S&P500指数は、20%以上上がりました。

この時期から読みとれるのは、金利を上げると株市場全体があがるという一番近い事例になります。

総合的にみると金利上昇時には、S&P500指数は、全部上がりましたが、質的には、微妙に使うところがあります。

S&P500指数で見れば分かるように米国株市場は、悪くなかったと思いますが、米国以外の途上国などは、株市場の雰囲気が違います。

また、急激に金利を上げると続いて、どこかで負債による危機が生じてきたのが30年の歴史から学べることですね。

今回も金利を早く上げることになると2022年、2023年、2024年以降また経済危機がくるのでは?と思ってしまいますね。歴史は、繰り返されるような感じがします。

30年間金利を徐々に上げた時もないですし、ゼロ金利前の水準まで引き上げる傾向があるので、2%~3%まで引き上げる可能性もありますね。

その場合、90年代半ばのように途上国の通貨危機(IMF)が生じたり、不動産バーブル危機が生じるかもしれません。

金融歴史30年間、なんでこんなに繰り返されるのか?

30年の金融歴史をみると金利上昇する時期には、危機がこないんですね。全部、急激に引き上げた後、一つテンポ遅く経済危機が到来してきました。

こんなに歴史が繰り返されているのに、FEDは何故また急激に金利を引き上げようとするのか意味わからないですね。

その理由は、FEDは、オンリーインフレーファイター

それがアメリカ物価の上昇と深く関係があります。

何故そう言えるかといいますと、金利を急激に上げた時期の共通点は、いつも米国の物価が上昇している時だけだからです。

詳しくは、次の記事で説明していきますね!

勉強したのを投資に生かしたら?

結局、私は、覇権国が変わらない限り、S&P500の歴史が見せてくれた成長を信じ、米国超優良株をコツコツ安値で平均購入価格を下げながら私が勉強して知っている企業の株数を増やしていきたいと思います。

私のように一般給料生活のなさる方が、配当金で経済自由になるまで末永く我慢強く売らずにこつこつ集めていきましょう!!

結構長くなってしまいましたが、また次回に会いましょう!

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