米国株の勉強

アメリカが金利を下げたらどんな株を買う?

アメリカが金利を下げると どんな株を買う?

前回はアメリカが金利を上げたらどんな株を買えばいいか気になって勉強してみました。金利が上がったら市場の変化もありますが、リーマンショックの時やコロナショック時のようにアメリカが急いで金利を下げた時期もありましたね。一般的にアメリカが金利を下げたらどんな傾向があるのか気になってまとめてみました。

結論だけ先にいいますと

アメリカが金利を下げるとどんな株を買う?

1.成長株を買う傾向がある。

2.景気防御株を買う。

3.負債が多い企業に投資

 

アメリカが金利を下げるという意味は何でしょうか?

身近な例えとして、リーマンショックとすぐ最近のコロナショックがあるのですが、何でアメリカは金利を下げているでしょうか?皆、予想はできると思いますが、今後、景気が悪そうだな、企業などが多く倒産しそうだなという印象ですかね。まさにアメリカ政府は、多くの企業が倒産しないように、市場にお金の流れを増やし、企業内現金が足りなくて倒産しないように’人工呼吸’をやってるような感じです。

投資家の立場から見るとアメリカが金利を下げる行為は、つまり、景気が悪いと考えられます。景気が悪いと判断している時に、投資家たちはどう思うでしょうか?

1.成長株を買う傾向がある。

お客さんの莫大なお金を運用している投資家たちは、安全思考が高いです。安全に確実にお金を儲ける場所はどこなのか常に考えていますが、金利下落時(景気不況予想)は、リスクがある株式市場から債券市場に目を向ける時期になります。つまり、株式市場から債券市場にお金が流れていきます。

株式市場全体にお金が回る時期は、どこに投資しても株価が上がる場面が多いですが、債券市場に多くのお金が流れた後の資金で運用するので、投資家たちは、前より選んで選んで、利益が出そうな魅力のある株に投資しようとし、産業全体より一つ一つ企業に集中します。そういう時期に投資家の目を引っ張る成長ぶりを見せてくれる企業にお金が流れていきます。つまり、成長株に投資する傾向があるとのことです。成長株とは、今は、売上と純利益は少なくてもこれから多くのお金を儲けそうだなという企業群を言います。最近の企業の例だと電気自動車メーカのテスラですね。

株を投資する時は、企業の売上、財政状況など分析して、投資するべきだという意見が多いですが、不思議なことに財務諸表などにはそんなに利益がないのに、投資家たちは、幻を見てるように現実離れの株価が形成されたりします。それで、安全思考の私は、莫大に儲ける可能性があるかもしれませんが、成長株にはあんまり投資しませんし、好きじゃありませんね。

2.景気防御株を買う

景気防御株は、金利を上げる時も下げる時も魅力ある株群で、長期投資に向いている株です。アメリカの金利が下がれば下がるほど、優良高配当株銀行の金利より多くの配当金をくれるので魅力が増す時期です。

景気防御株については以下の記事を参考してくださいね。

外国人、給料42回目、21年9月配当金記録、今何の株を買うべきか?

3.負債が多い企業に投資

ええええ?どういうこと?負債が多い企業に投資するって一般的に考えてもおかしい話でしょう?と思いますが、もう少し聞いてくださいませ。金利が下がるということは、借りたお金の対価、利子を少なく払って済むという意味もあります。企業が持っている負債のお金は、下駄が違うんですよ。

例えば、1兆円の負債に借りたお金の金利2%下がる年間200億円分を銀行に払わなくて済むことになります。ということは、金利が下がる前より200億円分上手に使える余裕ができるということですね。次の成長のために投資するか、株主還元のため、自社の株を買って、株の数を減らし、株価をあげるかという行動に回るので、株価が上がる傾向があるとのことですね。注意すべきものは、ちゃんとお金を儲ける力があって、毎月、毎年、売上が伸びて、成長する企業じゃなかったら危ないですね。ちゃんと儲けているかが前提ですから!

マクロ的にみると、全体のお金の流れは上のようになりますが、いつも例外はありますし、いいタイミングを計ろうとしたらもう遅れていたりしますので、私は、私が勉強しておいた企業をこつこつ買っていく単純な戦略で行きたいと思います。機会があれば、私が気に入る企業一つ一つ勉強したのを共有して行きたいと思いますね。

 

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