米国株の勉強

アメリカが金利をあげたらどんな株を買う?

アメリカの金利が上がったらどんな株を買う

アメリカが金利を上げたら”ああだ!こうだ!”など色んなニュースで中身は、実際見ないけど(笑)一回、タイトルだけは見たことあります。今更なんですが、実際どうなんでしょう?私も勉強兼ねて調べてみました。

結論だけ先に言いますと

結論

1.アメリカが金利を上げたら新興国(韓国、中国、台湾など)の株価が下落する傾向

2.アメリカが金利を上げるとその時期には債券に集まったお金が株式市場にお金が流れる。

3.アメリカが金利を上げると技術株が一時下落

どんな株を買う?

技術株は、多少株価が下落し、値引きされたと思い、技術株を買っておくか、賢い投資家の流れに順次、防御株に投資しておくかということですね。

 

1.アメリカが金利を上げたら新興国(韓国、中国、台湾などなど)の株価が下落する傾向

人間の本能が表現されている株式市場では、少しでも利益が出るところにお金が流れていく傾向が見られます。お金にはどっちに置くのが利益になるのか常に考えるのですが、いつも相対的で、どっちと比べて利益になるのか考えないといけないですね。

アメリカの金利が上がるということは、他国と比べて魅力があるかどうかという視点が必要です。直観的に話しても一番信用がある国は、覇権国のアメリカですね。その国の銀行にお金を預けたほうが、安心しますし、金利を多くくれるならなおさら、アメリカにお金を預けたくなりますね。元々、途上国などは、成長性があり、為替のリスクがあるとしてもその成長の期待で投資されたりしますが、アメリカ金利が低い時に流れていくお金が多く、アメリカの金利が上がると多くの世界ファンドの資金などがアメリカに集まってしまい、ドル高傾向と新興国の株下落する恐れがあります。

近い前例を調べると1994年からアメリカは、金利を上げました。その影響で、新興国だったメキシコから多くの資金が離れ、アメリカに集まりました。その結果、メキシコ国全体が流動性危機(国にドルがないこと)に直面し、IMFに救済を求めないといけない状況に陥りました。また、1996年から円高から円安に基調が変わった時、日本も1997年8月以降60兆円のお金の流れが詰まり、銀行のローンや借金などお金の回収動きに回り、その過程でタイ、インドネシア、そして、韓国もIMFに救済を求め、厳しい条件を飲まないといけない状況に陥りました。当時、アジアの多くの国々は世界経済力2位の日本からお金を借りていました。

要約すると他の国ではなく、アメリカにお金が集まる時期ということですね。

2.アメリカが金利を上げるとその時期には債券に集まったお金が株式市場にお金が流れる。

アメリカが金利を上げるという意味は、アメリカの景気がよくなるかもという意味が含まれています。投資家たちは、景気がよくなることを先に気づき、景気がいい時に、お金を多く稼げる企業に先に投資しておくのです。つまり、企業の利益の果実を一緒に共有できる株式のシステムにお金を置くということですね。(債券ー>株式)

逆に投資家たちは、債券を買わなくなり、債券の値段を値引きしても買わないから債券の値段が下がってしまう傾向がある時期にもありますね。

つまり、アメリカが金利を上げるとアメリカ債券市場からアメリカ株式市場にお金が流れてくるということではないでしょうか?

3.アメリカが金利を上げると技術株が一時下落

アメリカが金利を上げるという意味は、先に話した景気が良くなるかもという意味もありますが、金利を上げると起きる現象としては、お金を貸す対価が高くなり、負担になることです。お金を貸す証明書が債券であり、債券の種類の中、国がお金を借りたことだと国債、会社がお金を借りた証明書が社債、住宅を買うためにお金を借りることを住宅ローンだと私は理解しています。

例えば、実際知り合いで5,000万円の住宅を借りるために、0.3%金利で30年の住宅ローンを組んだと聞きました。年に15万円を払うことになります。それが、マイホームのために住宅ローンを組んだのが家賃収入のために、家を買うことと目的が変わると日本では3%~7%に金利が変わるらしいです。利子として、0.3%から6%に変わったとしたら年に15万円の利子を払ったらよかったのが、300万円の利子を払わないといけないです。実際の例を使うと私にもピント来るので、計算してみました。

金利の上昇で家計が苦しくなりそうだなと実感が湧きませんか?それがですよ。お金を借りる主体が一般の家計から広げて、企業だとどうなりそうですか、5000億円などの規模になりそうじゃありませんか、もっと広げると国ですね。アメリカの借金の規模は21年2月の日経新聞によると約3000兆円です。お金の規模が大きすぎて頭かおかしくなりそうですが、金利の差でその負担は、もっと苦しいでしょう。

視線を少し変えるとお金を借りるのは企業だけじゃなく、投資家たちもそうなんですよ。投資家たちも金利が安い時は多く安い金利で借りて運用しますが、金利が上がるとその利子の負担が上がるため、未来の大きな成長よりは、今確実に儲ける企業に投資するのが、安全な選択になります。

つまり、アメリカが金利を上げると投資家たちの動きが将来うまく行くでしょうという技術株より安定に儲ける防御株に投資する傾向がでるということですね。

もう一つ捻ると多少株価が下落し、値引きされたと思い、技術株を買っておくか、賢い投資家の流れに順次、防御株に投資しておくかということですね。

技術株や防御株については以下の記事を参考にしてください。

景気防御株とは?技術株とは?

 

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA